Ajeeが天然染料にこだわるわけ
アローは冬は暖かく夏は涼しい繊維です。
3000メートルから5000メートルのネパールの山岳地帯で採れる希少なこのアローは栽培ではなく、自生しているものを採取して加工しています。
バングラデシュでも最近は科学染料を使ったジュートバッグが増えました。
科学染料が悪いとか良いとかのまえに、やはり自然から出来た色にはその独特の持ち味があります。
もしかしたら、将来こんな天然染料のジュートバッグはつくられなくなるかもしれない・・・。
でもいまその恵みを、大切にしたいと思うのです。
天然染料の特徴
人気のジュートバッグ
天然素材のジュートを手作業で紡ぐことで味わいのある糸が出来ます。
その糸をバングラデシュの村で採れる天然の染料で染めていきます。
天然染料に無い一部の色は人体に配慮した化学染料(アゾ・フリー)を使用しています。
Ajeeのジュートバッグは生地を手織りで製作するため風合いや立体感が機械織りでは表現できない存在感があるのが特徴です。
この天然の染料をあつめるのにどれだけの苦労と時間を費やしているのか。
昔から伝わっている村人たちの天然染料。最近では染料にこだわらない外国の人は
化学染料で染めるよう村人に依頼することも 多くなりました。
その理由は、天然染料で染めたバッグが出来あがるには長い時間を要するからです。
わたしたち外国人が関わることで変わることがあるかもしれないけれど・・
アンフェアー(不公平)だったりその土地の人々の尊厳を壊したり、自然の営みをゆがめてしまったりー。
それは、どうみても長続きするようには思えません。
いつまでこの天然の染料で染めたジュートバッグが、わたしたちのもとに届くのでしょう。
きっと、この天然染料で染めたジュートバッグを気に入って頂けるお客様がいる限り地道ではありますが
Ajeeは生産者と協力して天然染料を続けていきたいと思っています。
天然染料だから色が少しずつ変わって薄くなって風合いになります。
天然染料へのこだわり(ナチュラル・ダイ)
黄色 ターメリック他
グレー 木の樹脂他
Ajeeのジュート糸は村人が森で採取した天然のもので染めています。
採取したものを染料にするまでにとても長い時間を必要とします。
そのひとつひとつがAjeeのジュートバッグの自然の風合いを作っています。
最近は化学薬品(アゾ・フリー)を使うことも増えましたが、Ajeeでは出来るだけ昔ながらの製法で作られた自然のものを使いたいと思っています。
自然のものからしか生まれない美しさをそのままお客様にお届けしたいー。
小さなことですが、地球と仲良くすること、大切なものを守ることにも繋がっていくと思うのです。
※どうしても天然染料で出せない色は人体に配慮した科学染料(アゾ・フリー)
を使用しています。
ジュートバッグの生産者の村人たち
ルードプールの職人
Ajeeのジュートバッグのはじまりはジュートの刈入れから始まり、収穫しそれを水に何週間か漬け、皮をはがすところから始まっていきます。
村の女性は、皮から作った繊維を手作業で紡ぎます。
村の長老は タイヤの切れ端を足に巻きすばやくジュートを巻きつけます。
どの作業も重要で時間が掛かります。
次は天然の染料で糸を染めます。
何十年も村で伝承されている染料。
それは、果物の実・種・木の樹脂・石を砕いて果物の皮・ターメリックなど。
そうして 染め上げたジュートを手織りで編みこんでいきます。
職人さんの頭の中にある デザインをもくもくと 形にしていきます。
村の女性の方とAjee店長 小沢
村の女性たちは、笑顔で自分たちの 仕事について 熱心にそして 陽気に 語ります。
機械では まねができない。尊い 仕事が そこにあります。