ラグの村を訪ねて
バングラデシュ北部にあるロングプールの小さな村。
この村から嫁ぐ花嫁のために織られるラグがあります。
花嫁の幸福を願って織られる物語のある伝統のモチーフ。
このラグがバングラデシュの村から日本にやってくる旅をご紹介します。
伝統の手織りラグは現地の言葉ベンガル語で【Sat.Ranjee】サット・ランジィと呼ばれ、
【七つの色】という意味があります。
人生を七つの色にたとえ、人生の喜怒哀楽を現すと言われています。
現地の人々にとって、一生に一度の花嫁道具、人生の幸福を願い織られてきました。
本格手織りのオリジナルデザインにこだわったAjeeラグの製作風景をご紹介します。
ひとつひとつ丁寧に手間暇掛けて作られるラグのの製造風景をご覧下さい。
原料となる糸は、欧州のブランドメーカーの衣料に使用される糸を用います。
この地域に欧州のブランドメーカーの工場があるため、このような上質な糸
が、へんぴな地域の村でも入手できるのです。
縦糸に綿糸(コットン糸)を張りつめ、横糸にアクリルの糸を織っていきます。
丈夫なラグになるよう、櫛を使い、目をつめていきます。
こうして出来上がった手織りラグが日本へとやってきます。
Rasjedaは、目が悪いのですが昔からなじみのこの仕事はずっと続けていきたいと願っています。
Selinaは、足が悪いから畑仕事はできないけど、このラグを織ることには誰にも負けない技術と誇りがあります。
Baniは、まだ若いけどちゃんとみんなの伝統技術を守る為にいっしょにがんばってます。
今ではこの村の女性100人以上がこのラグを制作する仕事で生計を立てています。
日本に向けて品質向上の勉強会のひとこま。
Selina
バングラデシュ独特のデザインはすべて彼女の頭とこころの中。
伝統と技を継承した一人
子供のころから機織りを継承し、確かな技術を誇る一人。
陽気でしっかりもの。
家族・恋人との幸せを願う「鳥」のモチーフを中心に様々な想いを織りこまれた独特の文様には
ザイン図も図面もなく、そのときの想いを一枚のラグにデザインして込めるのが特徴です。
また、そのときどきで手に入る糸の色もさまざまな為、すべてが一点物・一期一会のラグとなります。
現代のインテリアの流行に合わせた北欧デザイン・モダンデザインなどオリジナルのデザインラグを制作し、様々なティストのインテリアにしっくりと馴染むように製作を行います。
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